静岡市番町市民活動センターのHPはこちら⇒ https://www.bancho-npo-center.org/

2016年03月28日

東北大震災5年の集い

3月26日(土)に開催された「東日本大震災5年の集い」。
(特非)静岡県ボランティア協会、(一社)静岡県労働者福祉協議会、(公財)静岡県労働者福祉基金協会などでつくった実行委員会主催、静岡県、岩手県など後援でした。
岩手県からのゲストをお迎えし、県内各地から350名以上の方が参加され、熱気で会場の温度が上がったほどでした。

(特非)遠野まごころネットの多田様のメッセージは、日々の生活を大切にすることを考えさせられました。




シンボジウムでは、大槌町の平野町長の、津波で町長をはじめ同僚も多く亡くされた後、まさしく不眠不休で勤めてきたお話をはじめ、釜石市長、陸前高田前副市長の復興のお話。後方支援に尽力した遠野市長代理の方のお話など、どのお話も胸に迫るものでした。聞き手を勤められた県危機管理監の外岡さまも声を詰まらせることもあり、みなさまのお人柄も伝わってくるものでした。




震災で無くしたのは、「命」、「もの」だけではなく、知り合っていた人が亡くなったことによる「つながり」。
コミュニティをつくりなおしていくことも復興
なのです。

番町センターセンター長の五味が、フォーラム終了後の参加者交流会の進行役を勤めさせていただきましたが、みなさまが和やかに会話し、また、これからの交流も誓いあわれる場つくりのお手伝いができてうれしかったです。
ありがとうございました。

「顔の見える関係つくりを大切に」…番町市民活動センターが心掛けていることです。
どうぞ番町センターをそんな「場」としてご活用ください。
  

Posted by 静岡市番町市民活動センター at 21:23Comments(0)イベント実施報告

2016年03月01日

1月行く、2月逃げるって実感できますね!2月の報告です。今頃…ごめんなさい。

「復興カメラ」 100枚の写真


2月7日の番町防災の日を企画するにあたって、防災をテーマにした座談会ライブ♪ と しぞ~か防災かるた大会 の他に、
東北大震災で甚大な被害を受けた岩手・釜石・大槌の、2011年3月11日からこれまでの復興の様子を市民目線の写真に残していくという企画「復興カメラ」の写真を、静岡市民の方々にも見ていただきたいと思いました。
この写真展はこれまで、岩手県以外では東京、大阪、福岡で開催され評判をよんでいます。

岩手県沿岸広域振興局様にご協力を依頼し、「復興カメラ」運営主体の@リアスNPOサポートセンター様より写真100枚を送っていただくことになりました。
前日2月6日に、写真100枚が到着。番町センターのパネルを総動員して展示していきました。きれいにラミネートされた写真をピンで傷つけることのないように細心の注意をはらいます。震災直後から日々変わっていく街の様子や人々の表情が心を打ちます。

7日は、防災かるた大会や座談会ライブ♪の会場の隣りの小会議室で。8日からは1階と2階のオープンスペースに展示しました。




この写真展のために来館してくれた方々、ご自身の活動のために来館して写真展に目を留めてくれる方々、あわせて千人以上の方々が観てくださり、たくさんの感想もいただきました。

岩手県沿岸広域振興局様からもこの開催について大変感謝され恐縮しました。

写真展を見た方々からの感想をご紹介します。

・忘れてはいけないことなんだと、つくづく思いました。

・復興していくためには、何が必要なのか、考えさせられました。日本人みなが考えなくてはいけないですね。

・震災にあったら私は多分、生きていけないと思う。気力が失せてしまうと思う。
若い方の気力、体力、精神力にたくましさを感じ、感動しました。感謝します。力強く思っています。(76歳女)

・東北の方たちのがんばりにいつもいつも大変感動しています。フレーフレー東北魂。

・まちを失い、家族を失い、住む所も失い、つらい思いをされた方がたくさんいたと思います。この震災は決して忘れてはいけない。

・今も変わらない街をこれからみんなで一緒につくって、笑顔の街になったら震災のことをどう思うのかな。家族や大切な人を失った代わりに新しい出会いが生まれたらどう思うかな。住むところを失って新しい土地での生活にどう思うのかな…。私たちは改めて5年をふり返り、寄り添っていけたらいいなと思います。一緒に明るい未来をつくりましょう。

・日本のどの場所でも起こりうる災害。東北の震災から何を学ぶか。

・この震災で亡くなった人々のためにも私たちが生きなければなりません。この写真から被害の大きさや住む人のかなしさが伝わってきました。

・東日本大震災発生から復興に向け、変化している風景、人々の表情など鮮明な写真で見ることができ、改めて記憶に留めておかなければと思いました。写真展を見られて本当に良かったです。ありがとうございました。

・私も震災3年目くらいの時に岩手ではありませんが、伺いました。人々のがんばりに感動を受けたことを覚えています。お祈りします!

・地球の怒りとしてはあまりにも大きな地震でした。地球の怒りは人間への戒めとも思われます。

・少しづつですが、確実に復興が進んでいることがわかりました。それを忘れては行けないと思います。

・非常に力強い写真だと感じました。

・忘れてはいけないと思いながらも記憶の曖昧さを感じました。あらためて思い起こし、日々に感謝して生きていきたいです。

・ようこそ、静岡へ。静岡で開催していただき、本当に嬉しいです。多くの方が写真展を通して釜石、大槌のことを考えてもらいたいです。本当にありがとうございました。

・震災直後、復興過程と比べながら拝見させていただきました。
現状の悲惨を感じながらも皆さんの明るい笑顔がとても輝いてみえました。記憶が薄れていっても写真で後世に伝えていっていただけたらと思いました。ありがとうございました。





感想をお寄せくださいまして、ありがとうございます。
「復興カメラ」の100枚の写真が人々の心に留まることで、いつかくるかもしれない大きな地震災害の心の備えにもなり、
また同じ日本人としてできることは何かを、東日本大震災から5年が経とうという今、再び思い返す事ができたのではないかと思いました。

3月は、亡くなった方を追悼し、復興を祈るキャンドルナイトなどの催しが、静岡市内各所で開かれます。また、3月26日には、NPO法人遠野まごころネット前代表の多田一彦様がメッセージを発信し、岩手県釜石市長、遠野市長、大槌町長、陸前高田前副市長をゲストにお迎えするシンポジウムが「東日本大震災5年の集い」と題して開催されるということです。(会場:静岡県勤労者総合会館6階ホール)

心の中にどんな灯をともしつづけていくのか…私たちが自ら考えていかなければいけないことと思います。

   センター長 五味
  

Posted by 静岡市番町市民活動センター at 18:08Comments(0)活動報告
【プライバシーポリシー】 https://www.bancho-npo-center.org/pryvacy.html